なぜ紅葉寺?

なぜ紅葉寺?

私が慈徳院に入寺(寺に入って)したのは平成15年です。その頃の庫裡(寺の住まい)は大変老朽化していましたので、改築する事になりました。本堂の裏にはヒノキが沢山あり日当たりが悪く、明るいのが好きな私は、いっそ切れれば良いなぁ~と思っていました。「そうだ、このヒノキで家を建てれば最高」と思い総代さん(檀家さんのトップの役職)に相談して切る事が決定しました。

ヒノキを切った後は何か植樹しなければなりませんでした。ヒノキの他にも本堂裏には紅葉が沢山あり、紅葉は季節により色々な表情を見せ、人の心を和ませてくれると思い、紅葉を植樹する事にしました。ヒノキの切った後は枝や使えない丸太等を山から下ろし処分してと、掃除が大変でした。まだ、これからも山の手入れをしていかなければなりませんが、将来山一面の紅葉を想像すると大変楽しみです。

この紅葉と共に檀家さんや色々な方々の交流、憩いの寺となる事を望んでいます。寺は住職のものではありません。皆さんの為にあるのですから、皆さんが一丸となり又皆さんが行動して頂ける事を切に願います。他のなんとか寺と違って皆さんが築き、皆さんが愛着を持って下さるよう紅葉寺として出発した訳です。これらの意を汲み取り、皆さんのこれからの活躍を楽しみにしています